建売住宅と注文住宅の違い
建売住宅と注文住宅はどちらがいいか
建売住宅と注文住宅は双方にメリットもデメリットもあり、どちらが良くてどちらが悪いというような話はありません。自分が住みたいと思った家の購入条件が良い方を選べば問題ないでしょう。ここでは選択するときの基準を知るために注文住宅と建売住宅の特徴をお伝えします。
国交省で出ている、建売住宅と注文住宅の購入する際に重要視したアンケートというものがあります。建売住宅の場合は間取りと部屋数を重要視している人が多く、また広さも意識している人が多いそうです。間取りはキッチンの位置や使いやすさなども判断されます。
広さは家族構成によって大きく異なってくるのですが、広いリビングを希望する人もいれば、部屋の大きさや部屋数を意識する人と様々です。注文住宅においても重要視している箇所は建売住宅とも似ているのですが、より機能面やデザイン性、あとは安全性なども意識されています。
高気密高断熱にこだわるなら注文住宅がよい
あとは断熱性ですね。高気密高断熱の家は注文住宅ならではというか、こだわれる個所として最も重要視されています。また耐震性や、水害に強い家ということで耐水性などの安全面も見られています。あとは普通の家では造らないようなデザイン性を求めたりしている人が多いですね。
もちろんこう言ったことの話はプロの業者さん達は十分に把握されていることが多いです。例えば建売住宅を売っている会社は、間取りや部屋数などを意識した造りをしているところが多いということです。逆にそのような話が上がらないようであれば、市場を熟知していない可能性もあるのでお気をつけください。間取りより広く見せるような工夫をされていないようでしたら、しっかり考えている会社を探してみましょう。建売の良さは高気密高断熱、安全、デザインといった付加価値は最低限なものとし、間取りや広さを重要視しながら価格は安価に提供することを考えています。
建売住宅の営業マンは、もちろんうちは高気密高断熱ですよと話しされてくると思いますが、サーモグラフィカメラなどで断熱の状態などを調べてもらうと、天井の断熱材にすきまが結構見られたりするそうですから注意した方がいいですね。天井材の温度のばらつきがあったりするのはあまりよろしいことではないですよね。
また、壁面なんかも保存用合板を使っているところなら、そこまで問題はないのですが、いまだに筋交いを使っているところは、筋交い回りの断熱が弱くて熱欠損を起こしていたりするようなので注意が必要です。特に北国の東北や北海道の方では寒さの問題があると思いますので、ここはかなり注意したほうがいいですよね。
注文住宅の方は、高気密高断熱を意識して施工している業者も多いのでサーモグラフィカメラを使っても高いレベルにあるところは多いです。安全性も設計の性能表示を自分たちでしっかり取得されている業者などは確認すれば問題ないのですが、それでも設計段階では性能表示を取得しているのに施工段階では取らないというところもあるので別物だと認識していた方がいいです。
一応設計レベルで取得しているから、施工レベルでも(そのままいくので)問題ないというのが通例のようですが。。注文住宅の方はそのあたりはかなり慎重にされています。このような伝え方だと建売の方が問題あるような聞こえ方をするかもしれませんがそうではありません。
前述でもお伝えした通り、間取りや広さなどの購入者が気にしているところに強みを持っている業者が多いので、注意するところはしながら、自分たちの予算や条件に合致してくるところ選べば当初の予算より割安な物件を見つけることも可能かと思います。建売の相場は広さや地域にもよると思いますが1500~1800万くらいが妥当ではないでしょうか。
注文住宅は価格面においては建売住宅には敵いませんが性能も高いですし、特徴もあり、自由度が何より高いです。価格も建売の2倍から3倍も普通にします。どちらが良いか悪いかはありませんので、何度もお伝えしますが自分たちのライフスタイルに合った家を購入してください。