安全な住宅の基礎部分確認方法
住宅基礎の確認ポイントは二か所
プロの方じゃないと分からないことが多いのですが、それでも自分の家が安全なのかどうなのか、知っておきたいものですよね。一般人でもわかるレベルで基礎部分はどこを見ればよいかプロの人に聞いてみました。分かりやすい住宅基礎の見るポイントは大きく分けて二つあります。
仮に建売住宅などを購入する際に問題がありそうな家であれば、営業トークで気持ちがぐらついたとしても買わずにすみます。住宅の基礎が問題起きていても直接建物への影響があるといえば一概にそうではないと思いますが、基礎部分に問題が起きているという事実は大きな判断材料になると思います。
新築で建てるときも会話に出すことで牽制にはなるのかもしれません。また早い段階で確認出来ればやり直しなども出来ると思いますので、知っておいた方がいいでしょう。まずは基礎の部分にヒビが入っていないかですね。目立つのは換気口の部分であったりするのですが、上から縦に入っていることが多いですね。
大事なのはヒビの大きさが大きければ問題です。大きさというのはヒビの開き具合ですね。隙間が見えるレベルは施工に問題が生じている可能性が高いので気をつけてください。定規より小さいサイズを測れるスケールが売っていますので、それで測るか話を聞いた方がいいと思います。3㎜とか5㎜空いていたらかなり重症だと思います。これが何個もあるならやめた方いいですね。あとはヒビが生えている方向というのが縦より横に入っている方が危険です。
これは応力クラックといい、普通では入らないことからすでに重大な欠損をしている可能性があります。営業マンは縦のヒビをコンクリートは収縮するものと話されることが多いらしいですが、横向きのクラックも同じことをいうようなら、その営業マンとの付き合い自体避けたほうがよさそうです。
基礎部分の高さには注意する
基礎の高さにも決まりがあって、現在の建築基準法上は基礎の高さは300㎜以上無いとダメみたいです。(昔の家では300㎜以下の基礎の家も珍しくないそうです)400㎜以上あるのがいいそうで、白アリなどの被害にあいやすいのが基礎の低い建物とのことでした。白アリにやられてしまうと家の構造も弱くなるので大問題ですよね。
高い基礎の建物の方がいいですが、築年数が古いものはあまり基礎の高いものが無いみたいなので、古くて良い物件を探すのであれば根気が必要になりそうです。あとは床下換気口が基礎が低いことによって大雨などで水が換気口の中に入り込みやすくなってしまいます。そうなると家の土台は腐りやすいくなってしまうので家の構造も自然と弱くなる可能性が高まります。
ですので、とにかく基礎は高いものにしましょう。たまに寒いからなのか換気口をふさいでしまっている中古物件などもあるようで、意味のあって設置しているものですから、これが閉められていると住宅になんらかの問題が発生しやすくなると思われます。これはエアコンの室外機で覆っているなども一緒みたいです。
家の土台にあたる部分なのでこの情報は必ず知っておいた方がいいと思います。これを良しとしてしまうような不動産屋や、施工会社であれば、今後のお付き合いも考えた方が良さそうですね。