土地探しをするときのポイント
まず自分が気に入った土地が見つかった場合には、5回以上は自分で足を運ぶようにしてください。なぜなら土地を見るときって大体仕事がお休みの日の一日だったり、同じ曜日の同じ時間だったりすることが多いです。
それだけだと、朝、夕方、夜、平日、週末の感じが、わかりませんよね。例えば平日の昼間なんかは周りの住民も仕事でいなかったり車がなかったりなど、静かで日当たり良く感じるものです。
その日のその時間だけで良い土地と判断してしまったら、後で必ず後悔しますので注意しましょう。朝の日当たりも気になりますし、週末見に行って近くに子供がいるかや、道路の交通量はどうかなど色々な変化が見えてきます。夜のポイントは街灯は気にしておきましょう。通学路が暗くないかとか、その土地から働いている会社まで車を走らせてもいいかもしれませんね。
とにかく、いろいろなシチュエーションをイメージして良いか悪いかを判断していきましょう。また近隣の住人のところへ訪問して、その土地のことを聞いたり、情報を収集すればコミュニケーションも取れるし、近隣の住人がどんな方たちなのかも知ることができます。またインターネットや役所にいけば、「ハザードマップ」というものが手に入ります。その土地の天災情報が分かります。
道路の液状化情報や、水害、津波などの災害に関わる情報から、医療機関から避難場所の情報までいざというときに困らないための情報が手に入れれるので、それも前もって知っておくことが重要です。
学校の登校の事や、ごみ出しの場所、自治会の情報など生活に関わることも、その土地の人から聞いてみるといいでしょう。でもなかなか初対面の人に対し聞きにくいというのはあるかと思いますので、不動産屋さんにお願いしてみてもいいと思いますよ。
建築を担当する方と一緒に土地を見に行く
まだ建築を依頼する前に土地探しをすることが多いのですが、できるだけマイホームを建てる担当の方と一緒に行かれることをおすすめします。その際に必須になるとことは、その建築担当者が不動産に対してしっかりとした知識があることが大事です。あとは、自身の予算に対して考えて頂ける資金の計画がちゃんとできる方がなら最高にいいですね。この二つの条件を持っている方なら購入後のトラブルも起きずらいですし、その土地にあった家をリアルに考えてくれるので、自分の理想のマイホームをスムーズに建てるための最強助っ人になります。建築担当者でここまで出来る人であれば後々の支払いトラブルなどになるようなことも少ないです。また、理想のマイホームに近づくということは、無駄の無い家づくりが出来るという事。土地ってあまり掘り出し物っていうのがないのですが、自分の中だけで話を進めていると、ついつい妥協した土地選びをすることになり当初の予算からオーバーしていくことも。無駄の無い家づくりが出来るということは、無駄な予算を使わないということも意味します。
建築パートナーが素晴らしければあなたにとって安くて良い土地が見つかる
例えば、道路を挟んで二つの土地があるとします。北向きで南道路の土地(50坪で1400万、坪28万円間口が広い)と北道路の土地(60坪で1200万、坪20万間口が狭い)があった際に、しっかりと資金の計画をしている場合、そして南道路の土地の地場が良いとすれば、ほとんどの人が南道路の土地を選ぶと思います。そしてこの場合南道路のほうが設計しやすいです。でもここではデメリットは高いということです。
この場合、もし資金計画を明確なものにしていなければ、ほとんどの人が良い土地を選んでしまいます。もし南道路の土地を購入した場合、南側に大きな窓を配置することが通例なので配置するとします。
ただ気をつけなければいけない点が、道路の交通量がある場合には大きな窓を配置しても、意外にレースカーテンをしながら住んだりしないと落ち着かないことがあります。とても閉塞感が出てきますよね。
また日当たりを考え南側に庭を設けたとしても。人通りの多い道路であれば、子供が遊ぶにしても非常に危険だったりもします。南道路の土地って人気もあるし、値段も高いのですが、あなたに合った土地じゃなければ、意外にデメリットもあって無駄な選択じゃないこともあるということを注意しておきましょう。
北道路の土地のほうがメリットがある!?
北道路の場合、南側に庭を配置することで子供にとっては安心して遊べる環境であったり、また南隣に家が建っていたとしても北側にお風呂やキッチンを配置されていることが多いので
人目に付きづらく日当たりも案外良いということがあるのです。しかも南道路の土地に比べて値段が安いなら選ぶ余地はありますよね。
資金の計画を明確にしておけば、良い土地を選ぶのでは無く、「あなたにとって良い土地を選ぶ」ことが出来るようになる。これがとても大切なことなのです。もし土地の予算を1400万ほどに設定して場合、あなたの理想のマイホームが北道路のほうで叶うのことが分かれば200万円分切り詰めるか、良い家具を買うか、または当社建てる家を少し大きくするかなどの選択肢が広がります。まずは、建築する担当者決めを先にすることが意外と知られていない理想のマイホーム作りのポイントになります。
不動産屋さんは割安の物件を少しでも高く売りたいですし土地は売れれば何でも良いとしている人も事実で、親身になってくれる人は意外と少ないのでそういう観点では少し注意が必要です。