ガス住宅とオール電化住宅のメリット・デメリット

ガス住宅とオール電化住宅ってどちらがいいの

まず、ガス住宅でもプロパンガスと都市ガスというものがあります。よく聞く話かと思いますがやはりプロパンガスと都市ガスではランニングコストは都市ガスの方が安いです。一般的には1.1倍から2.2倍プロパンガスの方が高いとされています。また基本的には都市ガスよりプロパンガスの方が災害時に強いとされています。都市ガスは震災時にインフラが止まってしまうと使うことが出来なくなる半面、プロパンガスは携帯性が高いのでそのまま持ち運びライフラインを確保することができます。

一般的な賃貸住宅はプロパンガスが圧倒的に設置件数が多いのですが、それは各家庭のガスを使うものについての工事費用を大家(オーナー)負担をするのでは無く、ガス会社が工事費用を持つことが多いことからプロパンガスのシェアが高いとされています。(調べるまでは全然知りませんでした。)ちなみに2017年6月1日から経済産業省のお達しで、賃貸住宅の入居者がプロパンガスのガス料金などは契約前に確認することが出来る(依頼があれば情報を開示する)ようになったみたいです(これも知らなかった。)。

一番安いのはオール電化?

そうなると現在は家賃とのトータルバランスを考えられるようになったみたいです。同じことは戸建て住宅にも言えますね。家賃とは戸建て住宅の場合は月々のローンになると思いますので、ローンの支払い金額とランニングコストでの総額でどのようなライフスタイルをしていくかを考える必要があります。またガス住宅とオール電化住宅では現在はまだオール電化の方がランニングコストは安いことが多いですね。ガスを使用する際に給湯器が家全体の使用の3割を占めるらしいですが、それを電気に変えると都市ガスなら6分の1に出来るそうです

電気代が安いとされる深夜の時間帯で電気を使う工夫をすればもっと安くなるみたいです。うちはどちらかと言うと、都市ガスを使用しています。一番の決め手はうちは大きな地震がいつ来てもおかしくない地域の為、震災が起きて長期に家が停電してしまった場合に、オール電化住宅は全てのライフラインが止まってしまう可能性があることから、電気もガスも使えてリスクを分散しておこうという考えに至っています。あまり地震がなさそうな地域なら(先日地震とは縁遠い北海道でもあったくらいなので、今や日本のどこでも大地震はありそうですけど)オール電化住宅の方がランニングコスト安い為、使用するのも良いと思います。

一人暮らしのときにIHになれなくて、やっぱり料理はガスコンロだよなと思っていたこともあったのですが・・・。オール電化住宅の場合は光熱費を一括管理できるというのは家庭にとってメリットかもしれませんし、万が一火災が発生した際のリスクを軽減するという意味ではガスよりオール電化の方が良いとされています。どちらもメリット、デメリットがありますので、ランニングコストが安いからオール電化にしようとはせず、ぜひ一度慎重に検討してみてください。